喘息・花粉症に良いハーブ

喘息や花粉症は西洋ではアレルギーと関連づけられることがしばしばです。刺激原が炎症を引き起こし、それによって喘息では気管が狭まり、 特徴的な喘息となって表れます。花粉症もやはりアレルゲンが鼻の粘膜を攻撃していると考えられます。西洋の治療では普通、抗炎症、鎮痙、抗アレルギーの薬が川いられます。

ハーブの種類利用部位薬味薬理作用
エフェドラ(麻黄)枝、茎辛、苦鎮痙、解熱、発汗、利尿、抗菌、坑ウイルス、腎臓、鼻づまり、喘息
エフェドラ(麻黄)

麻黄は『風寒』や咳と闘う発汗薬として主に中国ア使用されています。蜂蜜で炒って抗喘息薬にしたり、シナモンの枝、アンズの種、カンゾウと 配合して『風寒』の傷病治療に人気の処方簾、麻黄湯にして用います。また、腎臓の不調に利用されることもあります。西洋では、医薬品エフェドリン の原料としてよく知られ、鼻詰まりやカタルにしばしば使用されます。プロのハーブ療法士は喘息治療薬に少量処方することが多いです。 使用上の注意:高血圧の場合は使用を避けてください。国によっては使用を禁じられています。(ハーブ療法事典)

ハーブの種類利用部位薬味薬理作用
セイヨウニワトコ(エルダー)苦、微甘去痰、坑カタル、循環促進、発汗、利尿、坑炎症、鼻炎
セイヨウニワトコ(エルダー)

ニワトコ(接骨木)落葉低木、高さ3~5m、葉は3~5対の羽状複葉、6~7月にクリーム色の花をはかす。花は、風邪、花粉症、咽頭炎、関節炎の治療に使われる。 花は花粉症を引き起こすという意見もあるが上部呼吸器系の粘膜を強化し、刺激性のアレルゲンへの抵抗力を増すと考えられる。含有成分:トリテルペン。フラボノイド。

ハーブの種類利用部位薬味効果効能
朝鮮人参甘、微苦鎮強壮、刺激、血糖低下、コレステロール値低下、免疫賦活
チョウセンニンジンは中国で最も重要な気の強壮薬です。広範囲にわたる研究が行われ、人間の性ホルモンによく似たステロイド性の成分が豊富であることがわかっています。 そのため、性欲促進薬としても評判になっています。また、このハーブは牌臓や肺を強壮にし、体液を生成し、心臓の気を助け、神(精神)を静めます。強力な万能強壮薬で、 体がストレスの多い状況に適応したり、エネルギーを回復したり、慢性的衰弱と闘うのを助けます。高齢者には特に役立ちます。 一般的な強壮薬としては、季節が陽から陰に変わる晩秋に1ヵ月間服用するのが理想的でしょう。 使用上の注意:熱の症状や“陰虚"があるときは使用を避けてください。
ハーブの種類利用部位薬味薬理作用
カンゾウ(リコリス)肺を潤し咳を鎮める。抗菌、坑炎症、坑アレルギー、胆汁排出促進。
カンゾウ(リコリス)

甘草〈Licorice root〉甘草は世界で最も広く使われているハーブであろう。水溶抽出された甘草は西洋諸国では食品 (特に甘草飴)とタバコの香料とし て使われている。多くの漢方処方では甘草を、主成分となるハーブの優れた効果を引き出 したり、好ましくない効果を緩和する補助剤として使用している。


詳細

ハーブの種類利用部位薬味薬理作用
フェンネル(ウイキョウ)種、実、葉。茎平・甘苦便秘解消、解毒、利尿作用、生理不順、関節痛の緩和
フェンネル
フェンネルは地中海沿岸原産。他人に背丈ほどの高さに育つ。夏から黄色い小花を咲かす。消化不良。胸やけ、に効果大。 様々な料理にスパイスとして利用されています。利尿作用で体内の余分な水分を排出すると同時に便秘を解消、またお腹に溜まったガスをですのでダイエットに よいと使われる。
カモミール苦、甘抗炎症、鎮痙、健胃、鎮静、駆風、制吐、坑アレルゲン、不安、不眠、結膜炎
ジャーマンカモミール
草丈30~60㎝、耐寒性の1年草。4月頃から花が咲きだします。甘い香りがします。ローマンは多年草。効果は変わらない。 2年生草本、夏開花、ヨーロッパ原産で薬用として世界各地で栽培されている。 ジャーマンカモミールは心身をリラックスさせる。ストレスによる胃炎、胃潰瘍、不眠によい。冷えや月経痛などにも良い。

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ハーブの種類利用部位薬味薬理作用
ピルベアリングスパージ(シマニシキソウ)地上部坑喘息、鎮痙、坑カタル、去痰
オオグルマ根、花去痰、発汗、抗菌、抗真菌、鎮痙、花:神経刺激、抗菌、消化促進
コゴメグサ(アイブライト)地上部肺、脾臓、大腸目の治療、坑炎症、坑ヒスタミン薬、坑カタル