血液と循環不調に良いハーブ
動脈が硬くなる動脈硬化のような循環器系の問題は、西洋でぱパイプヘの湯垢の付着"、 すなわち、血中の過剰なコレステロールによって血管に脂肪質の堆積物がたまり、結果として血管が細くなり病気を引き起こすと しばしば説明されます。正続医学の医師たちはかつて、不偏的なメッセージとしてそういった問題の対抗策としてローコレステ ロール・ダイエットを勧めていましたが、栄養物の摂取に限界があれば、体は自分で余分にコレステロールを作るということが明らか になった近年では、その流行もすたれてきました。実のところ、コレステロールは血管をスムースに保ち血液をのびのびと移動 させる貴重な潤滑剤かもしれません。 中国では、循環器系疾患の原囚は、血や何らかの気の衰弱に影響を及ぼす寒や熱による|鮭の停滞にあると考えます。そう いった場合には、“血を動かじ肝臓や心臓の気の循環を助ける特効薬となるハープが処方されます。ハーブの種類 | 利用部位 | 薬味 | 効果効能 |
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キダチトウガラシ | 花実 | 辛 | 血行促進、坑炎症、解熱、鎮痛、コレステロール降下、免疫活性 |
ベニバナ | 花・種 | 辛 | 坑鬱薬、精神の不調、鎮痛。抗炎症、元気回復神経強壮、鎮痙、坑ウイルス |

キク科の1・2年草、草丈1mで6月ごろ黄色い花を咲かせ、熟すと赤くなる。中国では、昔から血を動かすと言われ、痛みのある腫れや、月経痛、血の
停滞に関係する疾患に使用されている。種油は慢性的な皮膚や関節の疾患によい。
シナモン | 小枝 | 辛、甘 | 抗菌、抗真菌、坑ウイルス、鎮痛、強心、利尿 |

クスノキ科、生薬名:桂皮、芳香と甘味があるので、薬用よりも香味料、製菓用に利用される。
中国では、風邪や関節炎、動悸や息切れに使用されます。血管や側枝を温め、陽気の循環を改善すると信じられています。
桃(ピーチ) | 種子 | 甘、苦 | 鎮咳、坑喘息、収斂、抗菌、鎮痛、利尿、坑炎症 |

中国医学では、桃の種は血液と循環を活気づけると信じられ、緩下剤および咳薬として使用されています。
月経問題向けの多くの治療薬や、老年あるいは衰弱による便秘をすっきりさせる治療薬に含まれています。
当帰と配合して血液および循環の刺激に、ルバーブの根、カンゾウ、シナモンの枝(桂枝)、および当帰と配合して血の停滞に関連す
る月経問題に使用されます。
使用上の注意:Prunus全種の種子/核は毒性があるかもしれません。シアン化物の影響で眠気が起きることがあります。
ナツメ | 果実 | 脾臓、胃 | 滋養、肝臓強壮 |

なつめ〈Jujube、Commom〉 なつめの実は中国では「気」の強壮剤として最も愛好されているハーブのひとつに数えられている。
中国では食事療法に使用される 頻度が高く、また、記録によれば紀元前800年から安全性を確認されている。肌をなめらかにし、
しっとりした感じを与え、輝きを 増すという評判があるため、冬のあいだ皮膚が乾燥したり、かゆみをおぼえたときにはスープ
にして飲むことが多い。また、血を強化し精神を鎮めるために使用される。
ニンニク | 球茎、オイル | 辛 | 循環促進、強壮、鎮痙、発汗、胃の刺激、抗菌、鎮痛、誘導刺激 |

ニンニクは古代より風邪やカタルに使われてきました。最近ではコレステロール値低下が確認され心臓や循環器系の治療に使われています。
動脈硬化症、高脂肪血症、高血圧、バクテリア/細菌感染症にも良い。
ウコン | 根茎 | 辛、苦 | 刺激、変質、傷、抗菌、坑炎症、コレステロール降下、胆汁生成促進 |

ウコン〈Turmeric〉ウコンは多くのアジア料理、特にインド料理(カレー)でよく 使われている香辛料である。香りと黄色の色が利用されている。
過去十数年の研究で、ウコンは胆汁の分泌。食欲増進、低血圧症、 痛みの緩和、子宮活性化、炎症及び浮腫の縮小を促進し、さらに抗炎症性、
抗酸化性、その他の作用があることが明らかにされて いる。
ソバ | 花、茎 | 甘 | 血管強壮および回復、降圧、末梢血管拡張、坑凝血/td> |

ソバは穀物として十字軍によってヨーロッパに持ち込まれ、今もブルターニュのクレープや口シアのブリニに使用されています。
血管を強化し出血をコントロールするルチンが豊富なため、自然出血や毛細血管虚弱をはじめとする循環器系疾患に役立つでしょう。
高血圧症にも有効です。また、凍瘍(しもやけ)や凍傷を緩和します。ソバは良いマグネシウム源でもあり、
放射線治療におけるダメージから体を守るのに使用されています。