心臓疾患に良いハーブ

 西洋医学では、心臓病は動脈硬化症と結びつけられることがあります。冠動脈が細くなることによって、組織に酸素が欠乏し、 しばしば“心臓発作"や、心臓弁に問題を引き起こすのです。休養すれば収まる胸や肩のひどい痛みを特徴とする狭心症もやはり、 この種の冠動脈の疾患と関係しています。狭心症もまた精神的動揺やストレスで悪化することがあります。
ハーブの種類利用部位効果効能備考
ガランガル脾臓、胃狭心症、乗り物酔い、駆風、消化強壮、発汗促進、制吐、坑真菌
メハジキ地上部心臓、肝臓、腎臓心臓の強壮、更年期障害、循環刺激、子宮刺激、弛緩、強心、駆風
ジャノヒゲ(麦門冬)全草心臓、肺、胃強壮、鎮静、鎮咳、血糖低下、抗菌
チャイニーズフォックスセージ根、根茎心臓、肝臓、心膜坑凝血、抗菌、心臓疾患、狭心症、組織回復促進
クマツヅラ地上部肝臓、脾臓、膀胱肝臓強壮、神経鎮静、弛緩強壮、発汗、神経鎮静、胆汁回復
ハーブの種類利用部位薬味効果効能
サンザシ(ホーソン)花、小果実酸、甘強心、心臓の鼓動や血圧を整える。末梢血管拡張、コレステロール低下、血流改善
サンザシ
サンザシ、生薬名:山査子、4~5月、5弁の白い花を咲かせ、10月頃は黄色か赤の実をつける。庭木や盆栽に用いられている。サンザシの実は渋くて食用には ならないが中の核を除いて日干しにしたものを山査子と呼び、消化不良、胃カタルなどに用いる。(薬になる植物百科:引用)
ヨーロッパ種は、強心剤として広く使用され周辺の循環を改善し、心臓の鼓動や血圧を整え、心臓の血液の流れを改善します。
ハーブの種類利用部位薬味効果効能
キク辛、甘、苦抗菌、坑真菌。抗ウイルス、抗炎症、血圧降下、末梢血管拡張
きく

菊〈Chrysanthemum〉菊は西洋では、限られた科学的研究を除くと科学分野全般において 菊の研究はなされていない。しかし中国では炎症(例:結捲炎など) や皮膚に関する病、もまた、 高血圧症つの各種症状に対する菊の優れた効果は何世紀もの間にわたって広く伝えられている。中国の伝統的な用法に明け る菊の解毒 剤(現代的に言えば抗菌、抗ウイルス、抗炎)としての作用は、今日では科学的にも証 明されている。



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ハーブの種類利用部位薬味効果効能
セイヨウノコギリソウ地上部苦、渋花:収斂、発汗、末梢血管拡張、消化促進、月経の元気回復、エッセンシャルオイル:抗炎症、抗アレルゲン、鎮痙
セイヨウノコギリソウ
 牧草として一般的なセイヨウノコギリソウは伝統的な傷薬ですが、風邪や花粉症、カタルにも用いられます。 利尿剤として、泌尿器疾患や体液の停留の解消、血圧降下にも使用されます。 アーユルヴェーダでは、ピックの過剰と闘ったり、胆汁を正常化し、消化器系の炎症を緩和するのに利用されます。 気の停滞を取り除いたり、肝気の圧迫や欠乏と闘うのにも役立ちます。 使用上の注意:子宮を刺激するため、妊娠中は使用を避けてください。生の植物は接触皮膚炎を引き起こすかもしれません。また、まれに皮膚の感光性を強めることがあります。 (ハーブ療法事典)
ハーブの種類利用部位薬味効果効能
シナモン小枝心臓、肺、膀胱抗菌、抗真菌、坑ウイルス、鎮痛、強心、利尿
シナモン
クスノキ科、生薬名:桂皮、芳香と甘味があるので、薬用よりも香味料、製菓用に利用される。 中国では、風邪や関節炎、動悸や息切れに使用されます。血管や側枝を温め、陽気の循環を改善すると信じられています。
ハーブの種類利用部位薬味効果効能
ニンニク球茎、オイル循環促進、強壮、鎮痙、発汗、胃の刺激、抗菌、鎮痛、誘導刺激
ニンニクは古代より風邪やカタルに使われてきました。最近ではコレステロール値低下が確認され心臓や循環器系の治療に使われています。 動脈硬化症、高脂肪血症、高血圧、バクテリア/細菌感染症にも良い。

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ハーブの種類利用部位薬味効果効能
ナツメ種子肝臓、心臓短期、動悸、不眠抑制、高血圧降下、鎮静、鎮痛、体温を下げる
なつめ〈Jujube、Commom〉 なつめの実は中国では「気」の強壮剤として最も愛好されているハーブのひとつに数えられている。中国では食事療法 に使用される 頻度が高く、また、記録によれば紀元前800年から安全性を確認されている。肌をなめらかにし、しっとりした感じを与え、輝きを 増すという評判があるため、冬のあいだ皮膚が乾燥したり、かゆみをおぼえたときにはスープにして飲むことが多い。