肝臓に良いハーブ、肝機能改善に良いハーブ、薬草、民間療法
肝臓は体内で最も大きな臓器で、正続な解剖学では、体の化学工場とみなされています。すなわち、消化物を濾過し、有益な化学物質を体の様々な過程で
必要とされる生命物質に変えるのです。また、肝臓は体内で最初のデイフェンスであり、潜在的な有害物質が血流に入り込み脳に達することがないよう、
それを濾過し蓄えます。
私たちの汚染された世界では、これは必然的に、肝臓が農薬や人工的な食岫添加物、遺伝子組み替え製品の知りえない影響にうまく対処していることを
意味します。その結果として生じる過度な負担は、肝臓の僻血や肝機能の哀弱を引き起こします。そのため、多くの西洋のハーブ療法士は、この過労気味
の臓器を助けるため、肝臓を浄化し強壮にするハープを決まって処方薬に含めます。(ハーブ療法事典:引用)
ハーブの種類 | 利用部位 | 効果効能 | 備考 |
セイヨウメギ | 茎皮、根皮、根 | 脾臓、胃、肝臓、膀胱 | 肝臓刺激、胆汁刺激、消化強化、血圧降下、目の病気 |
根は皮膚疾患の洗浄薬として、また下痢、黄疸、目の病気、月経過多の治療に用いられます。毒素を無害化、肝臓を洗浄すると信じられています。
西洋のハーブ療法士は肝臓の欝血や慢性的な皮膚疾患に主に使用します。
胆汁の流れを刺激し、胃腸感染症の殺菌薬として役立ちます。
サイコ(柴胡) | 根 | 肝臓膀胱、心膜 | 肝臓、発熱、マラリア、冷え、坑ウイルス、鎮痛、胆汁排出促進、緩い降圧 |
柴胡は一般に、発熱、マラリア、冷えの治療薬とみなされていますが、肝臓のハーブとしても優れ、西洋のハーブ療法士はこの植物をバーベインになぞらえることがあります。
柴胡は伝統的に風や熱の“邪"を散らし、“肝気の停滞"を取り除き、鬱病を緩和するのに用いられます。“肝気の停滞"は、
僻はもちろん、月経問題に関連することもあり、このハープは月経前症候群の治療薬にしばしば含められます。柴胡はまた、下向きの陽気に関連する
直腸や子宮の脱出症の場合にも処方されます。
アメリカヒトツバダゴ | 根皮 | 肝臓、膀胱 | 肝臓刺激、胆汁排泄促進、緩下剤、利尿、強壮、マラリア |
シャクヤク | 根 | 肝臓、脾臓 | 多種の肝臓病、抗菌、坑炎症、鎮痙、血圧降下、鎮痛 |
白芍薬は、中国では伝統的に肝臓の機能やエネルギーのバランスを取り、血に滋養を与え、‘陰を強化”し、肝気を穏やかにし、痛みを緩和するのに使用されます。
婦人科系治療薬の中では血の滋養強壮薬で通っています。白萄薬は寒の性質を和らげるためにあぶったり、鎮痛効果を高めるために炒ったりすることもあります。
“肝臓の陽の上昇”(特徴的な症状は頭痛やめまい)や、消化不良を引き起こず牌臓と肝臓の不調和”をはじめとする多数の肝臓の病症に使用され、その場合、
しばしば甘草と配合されます。当帰と組み合わせて、肝臓や血の虚を伴う月経問題にも使用されます。
オオアザミ | 種子 | 肝臓、心臓 | 健胃強壮、胆汁刺激、坑鬱、坑酸化、坑ウイルス |
オオアザミの種子は、研究の結果肝臓を守る効果が高いとわかっているシリマリンが豊富で、汚染物質や毒素によるダメージと闘うのを助けます。
シリマリンの抽出液は肝硬変や肝炎の治療に使用されます。オオアザミの種子を摂取することで、アルコールの飲み過ぎによる肝臓の衰弱に対処し、
コレステロール値を減らし、胆嚢の炎症を和らげます。オオアザミはビタミンEよりも強力な酸化防止薬であり、遊離基による組織へのダメージを
″防ぐのに役立ちます。葉は浸剤に用いられ、月経問題を緩和し、母乳の生成を刺激します。
使用上の注意:特になし。
クマツヅラ | 地上部 | 肝臓、脾臓、膀胱 | 肝臓強壮、神経鎮静、弛緩強壮、発汗、神経鎮静、胆汁回復 |
クコ(枸杞子) | 果実 | 甘 | 血圧降下。血糖低下、免疫刺激、肝臓の強壮、元気回復、コレステロール値低下 |
くこの実は大量のβカロチンを(8mg/100g)含有するが、このβカ ロチンは生物学的に非常に活発な形態をしているため、体内で即座に有効になる。
、くこの実が持つ栄養素はβカロチンだけでなく、アミノ酸も豊かに含んでいる。
詳細
セイヨウタンポポ | 葉、根 | 甘、苦 | 肝臓強壮、胆汁刺激、利尿、消化強化、坑リウマチ、発汗 |
セイヨウタンポポ:ダンデリオン。根を苦味健胃薬、発汗薬、催乳薬。葉は熱や毒を取り除く。赤くはれた目、黄疸に使われる。慢性的な皮膚疾患や
関節炎にも利用される。含有成分:タラキサステロール、タラキサシン、イヌリン
トウキ(当帰) | 根 | 苦 | 肝臓強壮、高血圧、咳、補血、鎮静、鎮痛、冷え症、肩こり、腰痛 |
せり科、生薬名:当帰、トウキは本州中部以北の山地に自生する多年草で根が薬用に利用される。あらゆる婦人病の薬に配合される。当帰を
10g、水300㏄で半量に煎じて3回に分服すると、婦人の血の道の良薬となり、冷え症、血色不良、産前産後、月経不順、子宮不全などによいといわれる。