外傷に良いハーブ

 外傷には、ショックや不安に対処する気を鎖める鎮静薬はもちろん、応急手当が必要です。生のハープは痛みを和らげるという点で 市販の鎮痛薬にはとうてい及びませんが、治癒を促進し、細胞を成長させるという意味で効果的です。たとえば、コンフリーに含まれる アラントインという化学物質には細胞の治癒促進作用があることがわかっています。ちなみに、コンフリーはかつて、“ニットボーン(骨をつなぐ)" と呼ばれていました。また、アルニカは、内出血の吸収率を高めるため、やはり治癒促進効果があり、血管がダメージを受け内出血を起こ している打撲傷に特に有効です。

ハーブの種類利用部位薬味効果効能
アルニカ(ウサギギク)花、根茎/td>心臓、心膜坑炎症、治癒、循環刺激、組織回復促進、心臓治療、鬱病
延胡索(コリダリス)根茎肝臓、脾臓鎮痛、鎮静、副腎刺激、鬱血、痛みを伴う症状
コンフリー根、葉肺、胃、嚢細胞増殖、収斂、保護剤、傷、去痰、打撲、ねんざ、骨折
クチナシ果実、花寒、苦炎症、鎮痛、止血作用、動脈硬化予防、
 クチナシの果実はイリドイド配糖体のグニピンやグニポイド、カロチノイド類のクロセチンを含有し、炎症鎮静、止血、動脈硬化予防、などの薬効があります。 1回分の山梔子(完熟した果実を乾燥したもの)2~3グラムを0.2リットルの水を加え煎じ。約半量になるまで煮詰め、食前に飲みます。吐血には煎じ液を 冷やして飲みます。きのこ中毒に煎服したり、のどが腫れていたい時に煎液でうがいをすると効き目があります。
落花生果実、花平、甘生活習慣病予防、滋養強壮、催乳、止血、止血治療
種子は脂質を約50%、タンパク質を25%、糖質を20%含み、他にB1やEなどのビタミン類、カリウム、カルシウム、「りん、などミネラル分、の豊富。 生活習慣病予防に効果があります。豆の薄皮は止血作用が強く、血友病患者に応用されます。
ウコン根茎肝臓、脾臓刺激、変質、傷、抗菌、坑炎症、コレステロール降下、胆汁生成促進
ウコン
ウコン〈Turmeric〉ウコンは多くのアジア料理、特にインド料理(カレー)でよく 使われている香辛料である。香りと黄色の色が利用されている。 過去十数年の研究で、ウコンは胆汁の分泌。食欲増進、低血圧症、 痛みの緩和、子宮活性化、炎症及び浮腫の縮小を促進し、さらに抗炎症性、 抗酸化性、その他の作用があることが明らかにされて いる。

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ローズマリー葉、エッセンス肺、脾臓、膀胱消化、神経鎮静、神経系元気回復
ローズマリーは刺激効果のある強壮のハーブで、温める性質が強く、一次的な疲労に役立ちます。気持ちのいいお茶にもなります。また、このハーブは 循環器系の不調にともなう寒気などを緩和します。オイルは関節炎やリウマチ、筋肉痛の貴重な治療薬です。ローズマリーは白髪を黒くするといいますが 赤褐色の髪に良いリンスになります。(ハーブ療法事典)
オトギリソウ花、葉肺、腎臓坑鬱薬、精神の不調、鎮痛。抗炎症、元気回復神経強壮、鎮痙、坑ウイルス
アロエ液汁、葉肝臓、胃、大腸目の傷、強壮、保護、坑真菌
アロエ
若いアロエの葉は下剤となりますが、廬薈汁として葉の液汁あるいはジェルは火傷や皮膚の問題を緩和したり、目の問題を和らげる外傷用の傷薬 として使用されます。中国では、肝臓や大腸から熱を取り除いたり、消化の治療薬として用いられている。
ジャーマンカモミール苦、甘抗炎症、鎮痙、健胃、鎮静、駆風、制吐、坑アレルゲン、不安、不眠、結膜炎
ジャーマンカモミール
2年生草本、夏開花、ヨーロッパ原産で薬用として世界各地で栽培されている。 ジャーマンカモミールは心身をリラックスさせる。ストレスによる胃炎、胃潰瘍、不眠によい。冷えや月経痛などにも良い。

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