糖尿病と糖の代謝に良いハーブ

糖尿病は、詳臓が機能不全に陥り食物の糖分を分解する十分なインシュリンを作れなくなることによって起こります。血糖値を下げるとわかっている ハーブはたくさんありますが、中には血糖値の低い人々のために血糖値を上げるのを助けるハープもあります。 食事で糖分を収りすぎると、肝臓や筋に正常な量のブドウ糖が蓄えられなくなります。血中のブドウ糖量が増えると、ますます多くのインシュリ ンの生成が必要になり、その結果、膵臓を酷使することになり、血糖値レベルが大きく変動することになります。 徴候としては、絶えず続く空腹感、めまい、疲労感、頭痛、いらいら、覚え違い、視覚障害、パニック障害、四肢の痙攣があります。一般に、甘い いものを食べると急激に楽になります。(ハーブ療法事典)
ハーブの種類利用部位薬味効果効能
コケモモ葉、果実渋、酸血糖低下、強壮、制吐、抗菌、インスリン生成促進し脾臓を強壮、
コケモモ
コケモモの果実はビタミンCが豊富で、収斂性や抗菌性が高いです。下痢や大腸炎の治療に使用されますが、大量に使用すると逆の効果が出るため、 便秘にもよいでしょう。果実は外用薬としては、歯茎の出血用のうがい薬はもちろん、痔、やけど、皮膚疾患などの軟膏に用いられます。 葉は、血糖値を下げ、インシュリンの生成を促し、腸臓を強壮にします。 使用上の注意:インシュリン依存型糖尿病の人は、専門医の指導のもとでない場合、葉の使用は避けてください。
ハーブの種類利用部位薬味効果効能
ウコン根茎肝臓、脾臓刺激、変質、傷、抗菌、坑炎症、コレステロール降下、胆汁生成促進
ウコン
ウコン〈Turmeric〉ウコンは多くのアジア料理、特にインド料理(カレー)でよく 使われている香辛料である。香りと黄色の色が利用されている。 過去十数年の研究で、ウコンは胆汁の分泌。食欲増進、低血圧症、 痛みの緩和、子宮活性化、炎症及び浮腫の縮小を促進し、さらに抗炎症性、 抗酸化性、その他の作用があることが明らかにされて いる。

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ハーブの種類利用部位薬味効果効能
ニンニク球茎、オイル循環促進、強壮、鎮痙、発汗、胃の刺激、抗菌、鎮痛、誘導刺激
ニンニクは古代より風邪やカタルに使われてきました。最近ではコレステロール値低下が確認され心臓や循環器系の治療に使われています。 動脈硬化症、高脂肪血症、高血圧、バクテリア/細菌感染症にも良い。

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ハーブの種類利用部位薬味効果効能
朝鮮人参甘、微苦鎮強壮、刺激、血糖低下、コレステロール値低下、免疫賦活
チョウセンニンジンは中国で最も重要な気の強壮薬です。広範囲にわたる研究が行われ、人間の性ホルモンによく似たステロイド性の成分が豊富であることがわかっています。 そのため、性欲促進薬としても評判になっています。また、このハーブは牌臓や肺を強壮にし、体液を生成し、心臓の気を助け、神(精神)を静めます。強力な万能強壮薬で、 体がストレスの多い状況に適応したり、エネルギーを回復したり、慢性的衰弱と闘うのを助けます。高齢者には特に役立ちます。 一般的な強壮薬としては、季節が陽から陰に変わる晩秋に1ヵ月間服用するのが理想的でしょう。 使用上の注意:熱の症状や“陰虚"があるときは使用を避けてください。
ハーブの種類利用部位薬味効果効能
ヒバマタ(ブラダーラック)全体脾臓、胃、腎臓滋養、甲状腺強壮、坑リウマチ、坑炎症
ヒバマタ(ブラダーラック)
 フーカス、またはヒバマタとも呼ばれるブラダーラックは、北欧の水温の低い海域に自生する緑褐色の海藻、古くから食用として、 またはお茶などに利用されてきました。  ブラダーラックは、良質なヨウ素を多く含んでおり、ヨーロッパでは爪や髪、肌細胞の代謝サ イクルを活発にすることが広く知られ、すでに多くの製品に使用されています。日本では近年になって、ダイエットに有効な成分とし て注目を浴びるようになりました。  ブラダーラックには食物繊維も豊富に含まれているので、腸内環境を整えるのに役立ちます。 腸内環境が悪いとディフェンス力が低下してしまい体調を崩しや すくなります。腸内環境を整えることは毎日の健康のために大切なのです。  ヨウ素、亜鉛、マグネシウムなどのミネラル・ビタミンや多糖類のフコイダンが豊富に含まれています。
ハーブの種類利用部位薬味効果効能
カモミール苦、甘抗炎症、鎮痙、健胃、鎮静、駆風、制吐、坑アレルゲン、不安、不眠、結膜炎
ジャーマンカモミール
草丈30~60㎝、耐寒性の1年草。4月頃から花が咲きだします。甘い香りがします。ローマンは多年草。効果は変わらない。 2年生草本、夏開花、ヨーロッパ原産で薬用として世界各地で栽培されている。 ジャーマンカモミールは心身をリラックスさせる。ストレスによる胃炎、胃潰瘍、不眠によい。冷えや月経痛などにも良い。

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ハーブの種類利用部位薬味薬理作用
セイヨウタンポポ葉、根甘、苦肝臓強壮、胆汁刺激、利尿、消化強化、坑リウマチ、発汗
セイヨウタンポポ
セイヨウタンポポ:ダンデリオン。根を苦味健胃薬、発汗薬、催乳薬。葉は熱や毒を取り除く。赤くはれた目、黄疸に使われる。慢性的な皮膚疾患や 関節炎にも利用される。含有成分:タラキサステロール、タラキサシン、イヌリン
ハーブの種類利用部位薬味薬理作用
カンゾウ(リコリス)肺を潤し咳を鎮める。抗菌、坑炎症、坑アレルギー、胆汁排出促進。
カンゾウ(リコリス)

甘草〈Licorice root〉甘草は世界で最も広く使われているハーブであろう。水溶抽出された甘草は西洋諸国では食品 (特に甘草飴)とタバコの香料とし て使われている。多くの漢方処方では甘草を、主成分となるハーブの優れた効果を引き出 したり、好ましくない効果を緩和する補助剤として使用している。


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ハーブの種類利用部位薬味効果効能
カッコウチョロギ(ベトニー)地上部苦、渋鎮静、苦味消化薬、神経鎮静、循環強壮
カッコウチョロギ
カッコウチョロギはかつてアングロサクソン人から高く評価されていましたが、今ではその流行もすたれました。このハープは頭痛や神経動揺の慢れた冶療薬で、 肝臓や呼吸器系疾患に有効で、心地よい薬湯として毎日飲用してもいいでしょう。また、子宮刺激薬でもあり、月経痛に役立ちます。 昔は、出産時の難しい、あるいは長い陣痛の際に使用されました。カッコウチョロギは気の循環をスムースにし、肝臓に作用して激しい感情や神経の 興奮を静めるのに役立ちます。大脳の循環を助けるため、高齢者には特に有益でしょう。 使用上の注意:陣痛時を除き、妊娠中は使用を避けてください。
ハーブの種類利用部位薬味効果効能
スギナ地上部ほろ苦ガン、糖尿病、結石、カリエス、肝臓病、胆のう炎、腎臓、膀
スギナ
ツクシの親であるスギナは、利尿作用が強く、乾燥したスギナを煎じて飲むと、体内の毒素をよく体外に排出します。腎臓結石、膀胱結石、尿管結石には特に おススメです。毎日、スギナ茶を飲むとリウマチ、関節炎、神経痛も楽になります。ガンや糖尿病などにも驚くべき効果があります。
ハーブの種類利用部位薬味効果効能
ゴボウ口内炎、リウマチ、扁桃腺炎、整腸、便秘、がん予防、動脈硬化、糖尿病、咳、痰、腫れもの
ゴボウ
中国では「悪実」と名づけられ生薬として腫れものの治療に用いられます。食物繊維が豊富に含まれ腸の活動を活発にし便秘の改善に役立ちます。 ゴボウに含まれている糖質は体内でブドウ糖に代わりにくく新陳代謝を高めるため、糖尿病の食事療法に使われます。
ハーブの種類利用部位薬味効果効能
ニガヨモギ地上部大苦、辛、渋肝臓や膀胱の鬱血を取り除く、苦味の消化強壮剤。坑炎症
ホップ球果苦、渋、辛鎮静、性欲抑制、神経系元気回復強壮、消化促進、利尿