鼻腔・副鼻腔に良いハーブ

鼻の中は「鼻腔」と「副鼻腔」とで構成されています。ここは呼吸の器官で体内に細菌やウイルスや毒物が侵入するのを防いでいる大事な器官です。 常に鼻の異常に注意をはらい健康を維持しましょう。鼻腔・副鼻腔に良いハーブや食材を探してみました。

ハーブの種類利用部位薬味薬理作用
セイヨウニワトコ(エルダー)苦、微甘去痰、坑カタル、循環促進、発汗、利尿、坑炎症、鼻炎
ニワトコ

ニワトコ(接骨木)落葉低木、高さ3~5m、葉は3~5対の羽状複葉、6~7月にクリーム色の花をはかす。花は、風邪、花粉症、咽頭炎、関節炎の治療に使われる。花は花粉症を引き起こすという意見もあるが上部呼吸器系の粘膜 を強化し、刺激性のアレルゲンへの抵抗力を増すと考えられる。含有成分:トリテルペン。フラボノイド。

蒼耳子(ソウジシ)果実辛、苦アレルギー性鼻炎、副鼻腔、抗菌、坑真菌、坑リウマチ、坑痙、鎮痛
ニワトコ

蒼耳子(オナモミ)はキク科のオナモミの成熟果実を乾燥したもの。1年草本 高さ、20㎝~100㎝、葉は卵状三角形、夏から秋に雌雄異化の頭花をつける。果実は総芭に包まれ長楕円形で周囲に1~2㎜の釣状の刺がある。 含有成分:ジテルペン。伝統的にアレルギー性鼻炎、慢性カタル、副鼻腔炎に処方され、ミント、ヨロイグサ、コブシの花 と配合し、副鼻腔炎に処方される人気の高い粉末薬、蒼耳散に用いられます。

ミルラ(麻黄)ゴム樹皮苦、渋止血、抗真菌、殺菌、収斂、免疫賦活、健胃、去痰、循環促進、坑カタル
ミルラ(麻黄)
常緑低木、高さ30㎝~70㎝、木質茎より、緑色の草質茎を叢生、節が多い。雌雄異株、花期は夏。中国、モンゴル自生。 ミルラの樹脂は淡い黄色の液体で枝を切って採取します。収斂性が高く傷や歯茎からの出血を止めたり、喉の痛みや口内炎に役立ちます。 傷の回復を促進する鎮痛剤としても利用されます。
ペパーミント地上部、エッセンスオイル肺、肝臓消化不良、鼓腸、疝痛、鎮痙、はきけ
ペパーミント
メントールが多く含まれ駆風薬として優れ、消化系の筋を弛緩させ胆汁の流れを刺激します。オイルは刺激性があるので気つけ薬に使われ、リウマチや神経痛 にも効果があります。
コゴメグサ(アイブライト)地上部肺、脾臓、大腸目の治療、坑炎症、坑ヒスタミン薬、坑カタル
ウスベニタチアオイ根、葉肺、胃、大腸、膀胱去痰、胃炎、腸炎、消化性潰瘍、食道炎
セイヨウノコギリソウ葉、花、エッセンスオイル脾臓、肝臓発汗、末梢血管拡張、消化促進、坑アレルゲン
セイヨウノコギリソウ
牧草として一般的なセイヨウノコギリソウは 伝統的な傷薬ですが、風邪や花粉症、カタルにも 用いられます。利尿剤として、泌尿器疾患や体液の 停留の解消、血圧降下にも使用されます。アーユ ルヴェーダでは、ピックの過剰と闘ったり、胆汁を 正常化し、消化器系の炎症を緩和するのに利用さ れます。気の停滞を取り除いたり、肝気の圧迫や 欠乏と闘うのにも役立ちます。 使用上の注意:子宮を刺激するため、妊娠中は使 用を避けてください。生の植物は接触皮膚炎を引 き起こすかもしれません。また、まれに皮膚の感光 性を強めることがあります。
クスノキ結晶化し蒸留したオイル辛、苦去痰、鼻粘膜鬱血除去、刺激、鎮痙、鎮痛、殺菌、外用が主
クスノキ
常緑高木、高さ20m、葉は互生、三条の葉脈がある。葉を切るとカンフル様の弱い香気がする。神社や寺等に良く植えてあるのを見かける。。 メントールが多く含まれ駆風薬として優れ、消化系の筋を弛緩させ胆汁の流れを刺激します。
カッコウチョロギ(ベトニー)地上部苦、渋鎮静、苦味消化薬、神経鎮静、循環強壮
ニンニク球茎、オイル循環促進、強壮、鎮痙、発汗、胃の刺激、抗菌、鎮痛、誘導刺激
ニンニクは古代より風邪やカタルに使われてきました。最近ではコレステロール値低下が確認され心臓や循環器系の治療に使われています。 動脈硬化症、高脂肪血症、高血圧、バクテリア/細菌感染症にも良い。

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ユーカリノキエッセンスオイル辛、苦殺菌、坑ウイルス、坑真菌、刺激、発熱を抑える、血糖値を下げる。
ウスベニタチアオイ根、葉肺、胃、大腸、膀胱去痰、胃炎、腸炎、消化性潰瘍、食道炎
ローマンカモミール苦、甘抗炎症、鎮痙、健胃、鎮静、駆風、制吐、坑アレルゲン、不安、不眠、結膜炎
ジャーマンカモミール苦、甘抗炎症、鎮痙、健胃、鎮静、駆風、制吐、坑アレルゲン、不安、不眠、結膜炎
ジャーマンカモミール
2年生草本、夏開花、ヨーロッパ原産で薬用として世界各地で栽培されている。 ジャーマンカモミールは心身をリラックスさせる。ストレスによる胃炎、胃潰瘍、不眠によい。冷えや月経痛などにも良い。 ローマンカモミールのほぼ同じ効果効能がある。

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ヨモギ温、苦鼻血、胃酸過多、胸やけ、便秘、下痢、腰痛、胃弱、胃下垂、神経痛。腰痛