筋挫傷、捻挫、腱に良いハーブ
筋挫傷は筋肉や腱の怪我で、一一般に過度に引き仲ばしたことが原因で起きます。捻挫はひどく捻ることによって関節の皮膜や靭帯が切れる怪我です。
こういった外傷の治療は一般に、鎮痛性および抗炎症性のハープを軟膏や湿布にして使用します。交互に温めたり冷やしたりすれば、
傷を剌激し、治癒の促進を助けます。傷ついた関節は、トウガラシ、ローズマリー、クスノキといった温める性質のハープを入れた熱い湯に3、4分浸してから、
冷水に浸し、それを耐えられる限り繰り返しましょう。
ハーブの種類 | 薬味 | 効果効能 | 備考 |
アメリカマンサク(ウイッチヘーゼル) | 葉、枝、皮 | 辛、苦、渋 | 収斂、体内外の止血、坑炎症、打撲、擦り傷/td> |
アメリカマンサクは北アメリカのネイティブ・アメリカンに広く使用されていました。
メノミニー族はスポーツのとき脚が柔軟性を保つように煎じ薬を脚に擦り込み、ポタワトミ族は筋肉痛を緩和するために小枝を蒸し風呂に入れましか。
今日、アメリカマンサクは打撲傷、筋挫傷、切り傷、擦り傷の応急治療薬としてよく知られています。静脈瘤や痔の緩和には今も一般的に使用され、
発疹や傷のほか、数多くの軽い外傷に重宝しています。内服薬としても、下痢、大腸炎、月経過多、出血に用いられています。
アルニカ(ウサギギク) | 花、根茎 | 心臓、心膜 | 坑炎症、治癒、循環刺激、組織回復促進、心臓治療、鬱病 |
デビルズクロー | 塊茎 | 苦 | 坑炎症、坑リウマチ、鎮痛、鎮静、利尿、消化、刺激 |
コンフリー | 根、葉 | 甘、淡、渋 | 細胞増殖、収斂、保護剤、傷、去痰、打撲、ねんざ、骨折 |
ムラサキ科、生薬名:コンソリダ根、5~6月に花を咲かす。外用薬として、打撲、捻挫、骨折に優れた効果がある。コンフリーには発癌物質が
含まれているため、多くの国で使用を禁じられています。
ローズマリー | 葉、エッセンス | 辛、苦 | 収斂、消化、神経鎮静、駆風、殺菌、利尿、抗鬱、循環促進、神経系元気回復 |
地中海沿岸原産で、立性と這性があり、立性は草丈1.5mにもなり、深緑の細長い葉が密生しています。花は青。淡紫。ピンク、白などがある。
ローズマリーは刺激効果のある強壮のハーブで、温める性質が強く、一次的な疲労に役立ちます。気持ちのいいお茶にもなります。また、このハーブは
循環器系の不調にともなう寒気などを緩和します。オイルは関節炎やリウマチ、筋肉痛の貴重な治療薬です。ローズマリーは白髪を黒くするといいますが
赤褐色の髪に良いリンスになります。(ハーブ療法事典)
バラ | 花弁、実 | 腎臓、膀胱、大腸、肝臓、脾臓 | 坑鬱、鎮痙、坑ウイルス、コレステロール値低下、血液強壮 |
ヨーロッパでは、ダマスクローズが抑鬱症や不安対策として、また、愛が欠乏している性欲促進薬としてアロマテラピーに使用されている。
バラは、伝統的に「肌と心に良いと言われている。
バラは心臓および神経の強壮薬で、精神の問題や無気力などに役立ちます。また、関節炎や筋肉痛を大いに楽にし、筋肉の痙挙や神経痛には外用薬
として薬用オイルにして使用されます。ミルクの煎じ薬で服用すれば、衰弱や虚弱に役立ち、感染症から組織が回復するのを促進します。
オトギリソウ | 花、葉 | 肺、腎臓 | 坑鬱薬、精神の不調、鎮痛。抗炎症、元気回復神経強壮、鎮痙、坑ウイルス |
オトギリソウ(Hypericum perforatum) 形状 日当たりのよい赤土の斜面などによく見かける草丈20~60㎝ほどの多年草で、葉が2枚ずつ茎を抱くように対生し
ている。葉には全面に油点とよばれる細かくて黒い点々がたくさんある。
詳細
クスノキ | 結晶化し蒸留したオイル | 辛、苦 | 去痰、鼻粘膜鬱血除去、刺激、鎮痙、鎮痛、殺菌、外用が主 |
常緑高木、高さ20m、葉は互生、三条の葉脈がある。葉を切るとカンフル様の弱い香気がする。神社や寺等に良く植えてあるのを見かける。。
メントールが多く含まれ駆風薬として優れ、消化系の筋を弛緩させ胆汁の流れを刺激します。