その他の子供の病気

 子供は親と同じように、便秘や胃痛、頭痛や喉の痛み、不眠、泌尿器系感染症にかかります。 ハーブ治療薬はやはり治療に役立ちますが、投与量は少なくする必要があります(p.191枠内参照)。  子供時代は、アレルギーが最もやっかいな時期でもあり、湿疹や喘息はよくあることです。多くの場合、過剰に加工処理 された食物が原囚です。子供には、添加物を加えだジャンクフード"ではなく、自然のままの食品、できることならオーガニックのものを与えるのがいつでも間違いないでしょう。 (ハーブ療法事典:引用)
ハーブの種類利用部位薬味薬理作用
ハナビシソウ(ナイトキャップ)地上部鎮静、神経弛緩、鎮痛、緩い催眠、坑アレルゲン、不安、不眠、結膜炎
 ケシ科の1品種で、ナイトキャップとしても知られるハナビシソウは、、穏やかな催眠作用があり、眠れない子供たちにも使用できます。 効果的な鎮痛薬で、ストレスや、神経の緊張に関連する消化不良や腸の問題にも役立つでしょう。トケイソウと配合して小さい子供の活動過多に使用したり、 ラベンダーの花と一緒に夜間のお茶として不眠の治療に利用します。ハナビシソウは1年草として庭で簡単に栽培でき、生でも乾燥しても使用できます。(ハーブ療法事典)
ユーカリノキエッセンスオイル辛、苦殺菌、坑ウイルス、坑真菌、刺激、発熱を抑える、血糖値を下げる。
もともとはオーストラリア原住民の治療薬であるユーカリノキは、19世紀にヨーロッパに伝わり、以来、感染症の殺菌薬として使用されてきました。 風熱に関連する外感病に役立ち、急性リウマチや頭痛はもちろん、はしかや水痘にも理想的です。オイルは一般に蒸気吸入薬か、ハンカチにストレート のオイルを数滴落として直接吸入薬として使用します。また、アーモンドオイルで希釈し、胸部擦り込み薬として、あるいは筋肉や関節のマッサー ジ薬としても利用します。大人なら、同じ目的でオイルを2滴から5滴、スプーン1杯の蜂蜜と一緒に内服してもいいでしょう。(ハーブ療法事典)
クワ(マルベリー)葉、根皮甘、苦鎮痛、坑喘息、抗菌、鎮咳、発汗、去痰、血圧降下、血糖低下、鎮静作用
マグワ(M.alba)は、中国で最も用途の広い薬用木の1つです。葉(桑葉)は発熱を伴う風邪の治療薬で、根皮(桑白皮)は熱の症状や喘息の際に良い咳薬になります。 両者とも穏やかに作用するため、子供や幼児の感染症や季節的な悪寒に理想的です。小枝(桑枝)はリウマチの痛みに、穂状果実(桑楊)は血液を滋養し貧血と闘う ための陰の強壮薬として使用されます。ブラックマルベリー(M.ni9ra)の葉は、今では糖尿病に役立つことが知られています。
キャットミント(イヌハッカ)地上部苦、辛鎮痙、発汗、駆風、穏やかな神経弛緩、坑下痢、月経促進
セルフヒール(夏枯草)花穂苦、辛抗菌、血圧降下、利尿、収斂、傷、肝臓、乳腺炎、耳下腺炎
セイヨウキンミズヒキ(アグリモニー)葉、地上部苦、渋収斂、利尿、組織治療、止血、胆汁刺激、坑ウイルス
トウモロコシ(コーン)柱頭利尿、泌尿器系の鎮静、穏やかな胆汁刺激、膀胱炎、夜尿症、血糖低下、血圧降下
カモミール
 トウモロコシには、実から伸びる長い絹状の毛があります。これは乾燥すると、赤い髪のように縮れて固まります。これは、前立腺の問題や膀胱炎をはじめ、 ヒリヒリと炎症を起こしている嚢や泌尿器系の疾患を和らげる利尿薬になります。泌尿器系の炎症が関連していると思われる子供の夜尿症にも役立ち、セイヨウキン ミズヒキと配合すればより効果的です。中国でも、トウモロコシは利尿薬とみなされていますが、胆汁を刺激したり、糖尿病の血糖値を低くしたり、高血圧を下げ るためにも用いられています。
カモミール苦、甘抗炎症、鎮痙、健胃、鎮静、駆風、制吐、坑アレルゲン、不安、不眠、結膜炎
トウモロコシ
2年生草本、夏開花、ヨーロッパ原産で薬用として世界各地で栽培されている。 カモミールは心身をリラックスさせる。ストレスによる胃炎、胃潰瘍、不眠によい。冷えや月経痛などにも良い。

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マリーゴールド(キンセンカ)花、エッセンスオイル微苦、辛目の炎症、もももらい、殺菌、坑真菌、坑炎症
マリーゴールドは、乾燥肌や湿疹用に使用される市販薬カレンデュラ(キンセンカ・クリーム)でおなじみですが、月経調整にも非常に効果的で 多くの婦人科系の病気に役立ち、さらに苦味の消化薬でもあります。坑真菌薬としては膣のガンジダ症・水虫にも有効です。