疲労とエネルギーの欠乏に良いハーブ
疲労はまず働き過ぎ、不眠、寝すぎ、運動不足、ストレス、食生活等のライフスタイルの見直しから始めよう。 疲労やエネルギー不足が続くと、身体にガタがきて故障の原因になります。ハーブは、疲労による身体の狂いを修正します。とくに 疲労に良いというハーブを選んでみました。
ハーブの種類 | 利用部位 | 効果効能 | 備考 |
---|---|---|---|
クサスギカズラ | 根 | 肺、腎臓 | 強壮、保護剤、胸膜炎、日射病、消化器、去痰、坑腫瘍 |
黄耆(オウギ) | 根 | 脾臓、肺 | 鎮痙、利尿、胆汁排出促進、抗菌、血糖低下、神経刺激、免疫賦活 |

オオギ根〈Astragalus〉中国の「神農本草経」に薬用植物として初めて記載された有名な薬草の一つです。若芽は茹でて 食用にできます。
中国では少なくても2,000年前からオオギ根を利用していたという記録が残っている。オオギ根は最もポピュラーな 「気」の強壮剤の一つ
で無数の調合法があり、またスープミックスの材料として用いられている。未精製のものと精製されたものとで は、形状が全く異なってい
るが用途としては重なる部分が多い。
ツボクサ(インデアンペニーウオート) | 地上部 | 心腎臓、脾臓 | 若返り強壮、熱冷まし、免疫賦活、消化促進 |
朝鮮人参 | 根 | 脾臓、肺 | 鎮強壮、刺激、血糖低下、コレステロール値低下、免疫賦活 |
西洋人参 | 根 | 心臓、肺、腎臓 | 強心、ホルモン作用、鎮静 |
アシュワガンダ(インド人参) | 根 | 心肺、腎臓 | 強壮、神経鎮静、坑炎症、坑腫瘍、性欲促進 |
オート麦 | 種、葉、熟していない植物全体 | 甘 | 坑鬱、元気回復神経強壮、発汗、滋養、坑血栓症、コレステロール値低下 |
バジル | 葉、エッセンス | 辛、甘 | 坑鬱、殺菌、副腎脂質刺激、制吐、強壮、解熱、去痰 |

インド原産、草丈50~90㎝のおいしいハーブ。シソ科特有の四角い茎で、唇形の白い花を咲かせます。種類は多数あります。
ヨーロッパではホーリーバジルは“心や精神を開く”聖なる植物と言われている。消化器系疾患、腸の寄生虫駆除に使用。オイルは精神強壮、抗鬱、消化の治療に使われる。
エゾウコギ(シベリアニンジン) | 根 | 辛 | 抗ストレス、抗ウイルス、性欲促進、免疫と循環を刺激、血圧を整える副腎刺激 |

エゾウコギ〈Siberian ginseng〉エゾウコギ(シベリアニンジン)は数種ある五加参の ひとつであり、中国では刺五加と呼ばれ、2000年以上もの間
、強壮剤として様々な症状に用いられてきた。エゾウコギは他の薬用 人参と同じく強壮成分を有していて、同じく「ニンジン」と呼ばれており、また
同じ範疇に属しているが、実際の有効成分はかなり 異なっている。
ローズマリー | 葉、エッセンス | 肺、脾臓、膀胱 | 消化、神経鎮静、神経系元気回復 |

地中海沿岸原産で、立性と這性があり、立性は草丈1.5mにもなり、深緑の細長い葉が密生しています。花は青。淡紫。ピンク、白などがある。
ローズマリーは刺激効果のある強壮のハーブで、温める性質が強く、一次的な疲労に役立ちます。気持ちのいいお茶にもなります。また、このハーブは
循環器系の不調にともなう寒気などを緩和します。オイルは関節炎やリウマチ、筋肉痛の貴重な治療薬です。ローズマリーは白髪を黒くするといいますが
赤褐色の髪に良いリンスになります。(ハーブ療法事典)
ウコン(ターメリック) | 根茎 | 肝臓、脾臓 | 刺激、変質、傷、抗菌、坑炎症、コレステロール降下、胆汁生成促進 |

ウコン〈Turmeric〉ウコンは多くのアジア料理、特にインド料理(カレー)でよく 使われている香辛料である。香りと黄色の色が利用されている。
過去十数年の研究で、ウコンは胆汁の分泌。食欲増進、低血圧症、 痛みの緩和、子宮活性化、炎症及び浮腫の縮小を促進し、さらに抗炎症性、
抗酸化性、その他の作用があることが明らかにされて いる。